台東区は山手台地の東端に位置し、区の北西部には標高20mの上野台地があります。
区境をなす上野台と本郷台の間にはかつて谷田川が流れ、この谷の末端に不忍池があります
(谷中の語源はこの谷にあるといわれています)。
山手台地と下町低地とは、日暮里駅付近から京浜東北線沿いに北西に延びる崖によって明瞭に分けられます。
この切り立った崖は今から約6000年ほど前の海岸線で、波の浸食で作られた波食崖であり、
東京湾の海面は現在より3mほど高かったです。
崖の東側の下町低地はすべて海底であったが、弥生時代以降陸化し、
古墳時代頃から人も住み始めたと言われています。
下町低地とはいっても、南を神田川、東を隅田川に限られた台東区域では、標高0m以下の土地はありません。
台東区の南部.南東部の江東区、墨田区、江戸川区では、昭和期の過度の地下水汲み上げによる地盤沈下で、
「0m地帯」と呼ばれる海面より低い土地があります。
区内の低地部では、駒形付近の標高が4m近くと最も高いですが、
他にも2m程度の微高地は幾つかあります。江戸時代以降の埋め立て、
盛り土および近年の造成による地形の改変の結果、等高線はなめらかな曲線ではなく、
角張った形状となっています。